『ヨーガとは』

ヨーガの歴史を遡ると、約4500年前のインダス文明遺跡に残された、座禅を組んでいるヨーガ行者らしい人物像にたどり着きます。

Yuj が語源で、結びつけるという意味です。

ヨーガでは、人は誰でも神様的な性質を内に宿して生まれてくると考えています。

なかなか信じられない話かもしれませんが、火事場の馬鹿力とか自然治癒力といわれるものは、そうした内なる神様的な性質が表へと立ち現れた一例なのかもしれません。

 私たちは目に映るものを追いがちですが、内に宿る神様に目を向け、自分と神様とを結びつけようとするのがヨーガです。

しかし、自分と神様とを結びつけるには、どのようにすればいいのでしょうか。

昔の偉い行者さんは「心の働きを止滅させること」といいました。

そして、シーソーの左右のバランスが取れているときにピタッと静かなように、私たちの心を止滅させるために編み出された体操(アーサナ)、呼吸法(プラーナヤーマ)、瞑想、物事の捉え方などが現在にまで伝わるヨーガとなったのです。

 

『ヨーガセラピーとは』

  1924年頃、インドにある学者さんがいました。

もう年をとったので退職したのですが、どうもこのところ体調が良くありません。

若い頃から研究ばかりしていて体を鍛えることがなかったものですから、加齢ですっかり体力が衰えてしまい、病気がちになっていました。

彼はふと思いついて、ヨーガをやってみました。すると大変元気になりました。

そして、どうしてヨーガをすると元気になるのかを研究し始めました。

それぞれのポーズや呼吸法などを行ったときの生体の変化をデータに取るようになったのです。

これがヨーガ・セラピーの始まりです。

こうして得られたデータを元に、療養所や病院で、慢性疾患で西洋医学ではなかなか改善がみられなかった人々に対してヨーガが勧められるようになりました。

1985年にはイギリスの医学雑誌に論文が掲載されて、慢性疾患や生活習慣病で苦しむ人々に行われるようになり、やがて世界中に広まりました。